クラッチディスク すべり

オイルがFA摩擦面に付着している。

  • 原 因
  • T/M又はエンジン側のオイルシールの異常
    (熱、摩耗による劣化。)によるオイル漏れ。

  • 改善策
  • T/M側・エンジン側のオイルシール交換。

溶けたグリースがFAに付着している。

  • 原 因
  • この例では、粘度の低いグリース(シャーシグリース等)を使用した為に溶け、RPやFA面に飛散し部分的に摩擦面に付着し、摩擦係数のバラツキを誘発した。

  • 改善策
  • 自動車用メーカー指定のクラッチスプライン用グリースを使用。

ディスクASSYのスプライン部に多量のグリースが飛散し、FAに付着。

  • 原 因
  • スプライン部、レリーズシフターブロック部へグリースを塗り過ぎた為に飛散し、FA摩擦面に付着した事で摩擦係数が低下しすべりやジャダーを誘発した。

  • 改善策
  • メインドライブシャフトとディスクASSYのスプライン部にグリースを塗布後、シャフトにディスクASSYを仮挿入しはみ出たグリースを拭き取る。(出来れば2回)

    (注)クラッチは油を嫌います。
    油で汚れた手での取扱いについても絶対に避けて下さい。